部屋干しを快適に
春の陽気がやってくるとともに花粉やPM2.5などに悩まされる季節となりましたね。
以前コラムでご紹介したサンルームは、アレルギーをお持ちの方にとってこの季節は特に大活躍となりますね。室内干しをより効率的に活用できる、設備と家電の種類についてご紹介させていただきます!
1.サンルーム内にエアコンを設置
2.床置きタイプの除湿乾燥機を設置
3.扇風機やサーキュレーターで風を当てる
初期費用はかかってしまいがちですが、広いサンルームの場合や洗濯量の多いお家の場合は効果的な方法の一つです。
設置場所にはコンセントや壁の補強が必要なので、計画段階から施工業者にご相談されることとおすすめします。特に風が洗濯物に直接当たるよう設置することによって一層乾燥までの時間が短縮できます。
エアコンと似た設備として各家電メーカーより、壁や天井に設置するタイプの衣類乾燥機も発売されていますので、間取りや使いたい機能に合わせてエアコンと比較検討されてみてください。
ちなみにPanasonicの部屋干しファン『せんたく日和』をクレストハウスの建売で一度採用しました。ナノイーの除菌効果と送風機能があり、あわせて換気扇を併用することで洗濯物を乾かします。
除湿や温風機能が付いていない分、低コストで運転が可能で月々の電気代も抑えられます。
壁や天井に設置が難しい場合や、もっと気軽に部屋干しを効率的にしたい方にはこちらもおすすめです。
取付工事が必要なく、機器の交換修理なども簡単な方法です。エアコンと同じような価格の高性能なものから、お手頃なものまで様々な種類が発売されています。
家電量販店でも次々に新しい製品が出てきていますので、お家での使い方によって選択肢がたくさんあります。
特に、室内干しをする部屋に換気扇や風の通る窓がない場合は除湿機能が付いているものがおすすめです。密閉された部屋で送風だけ使ってしまうと湿気がたまり、結露やかびの原因となってしまう為あらかじめ確認されてみてください。
ちなみに置く場所によっては、運転時の騒音の大きさにも注意して選ばれてくださいね。
しっかり空気の入れ替えができる環境であれば、最低限サーキュレーターを置いても効果が出てくれます。
サンルームのイメージとして、できるだけ大きな窓を開けて日光を取り入れないと洗濯物が乾かないという考え方が以前は多くありましたが、最近主流となっている高断熱窓は紫外線カット率や遮熱効果が高いので、部屋干しには日光を当てるよりも換気の考え方が重要です。
間取りを考える上で、南側にはLDKなどメインのお部屋を持ってくることが多いかと思います。室内で無理に洗濯物へ日光を当てる必要はありませんので、リビングを削って室内干しスペースを作るよりも、敷地内の風通りの良い場所に配置するのがおすすめです。
花粉やPM2.5が少なくなると今度は梅雨がやってきますので、部屋干しをする機会が増える方はぜひ参考にされてみてください。