COLUMN

コラム

季節の変わり目に意識したい、暮らしを豊かにする色の力

2月4日は「立春」。まだまだ厳しい寒さが続きますが、暦の上ではもう春です。
季節の変わり目は、自律神経が乱れるなどして心と体に何かしらの影響が出てくるもの。
もちろん質の良い食事、睡眠、運動は基本!ですが、毎日過ごすお家の色使いやインテリアをすこし変えてみるのもおすすめです。
特に色のコーディネートは、見た目だけでなく心理的にも大きく影響してきます。

以前のコラムでは、テーマカラーを決めること、色数のポイント等についてお話しました。
今回は「心と体を労わる」というテーマで、インテリアにぜひ取り入れてほしい色を簡単にご紹介したいと思います。

目次

1.色があたえる影響とは
2.ベースカラーにおすすめ|アイボリー
3.気軽に取り入れやすい色|パステルグリーン
4.こころ落ち着く寝室に…|ネイビー
5.トレンドで気分を上げて|ルミナスイエロー
6.まとめ

色が与える影響とは

例えば、インテリアでの人気色と言えば、白。いま人気の韓国インテリアも白がベースですね。
白は清潔感のある印象を持たせたり、空間を広く見せる効果などから使いやすい色ではありますが、光の反射率が高く緊張感を与えるため、ずっと囲まれていると疲れてしまう色でもあります。

その他にも、赤は「強さ」や「情熱」と言った印象を与えますが、使う場面によっては攻撃的で「怒り」を表す色にもなります。このように、色は心理的効果の他、その色が持つイメージや社会的な役割など、さまざまな側面を持っています。
それはわたしたちの心と体に深く関係し、色を知ることは暮らしの豊かさに繋がります。その色が持つ効果を知ることで、住環境を快適なものにすることができます。

ベースカラーにおすすめ|アイボリー

お部屋の壁や天井などのベースカラーには、眩しさを感じない穏やかなアイボリーが特におすすめ。
淡くやわらかなこの色は、落ち着きや癒しを与えてくれる空間を作ってくれます。
白のキーワードには、「新しさ」「スタート」「リセット」などがあります。季節の変わり目にこころと体を整えて、新しい気持ちで春を迎えるのにぴったりの色ですね。

気軽に取り入れやすい色|パステルグリーン

グリーンはインテリアと親和性がとても高く、観葉植物を置くなどして気軽に取り入れやすい色。
柔らかな色合いのパステルグリーンは、「バランス」や「穏やかさ」などの感覚をもたらします。他の色とも合わせやすく、同じパステルカラーを合わせるもよし、グレージュなどの柔らかなくすみのある色を合わせるもよしです。
その他、トーンダウンしたグリーンは落ち着いた空間を演出し、鮮やかなグリーンであれば爽やかでエネルギッシュな空間を作ることができますよ。

こころ落ち着く寝室に…|ネイビー

青は沈静の色です。「静けさ」「鎮静」「落ち着き」といったキーワードを持ちます。
特に、落ち着きのあるネイビーなどは寝室に取り入れるのがおすすめです。青は副交感神経を優位にし、心身の落ち着きを促してくれるため、睡眠の質を高めるのに理想の色です。
ただし、照明に青い光は厳禁です。照明には、睡眠を誘うホルモン「メラトニン」の生成を促す電球色の温かい光を取り入れて、深いリラックスを得られる空間を作ってみてください。

トレンドで気分を上げて|ルミナスイエロー

2023年の色に選ばれたルミナスイエローは、陽だまりのような明るいイエロー。インテリアには、ワンポイントで取り入れるのがおすすめです。
「多様性」「つながる」「共生」などをキーワードに持ち、優しく穏やかで希望を感じさせてくれる色。淡い黄色はリラックスを促しやすいため、日々の疲れを癒し、明るい気持ちにしてくれます。それに、トレンドカラーを生活に取り入れるとなんだか気分も上がりますね。
出展先:一社・日本流行色協会(JAFCA)

まとめ

いかがでしたか?
色彩心理は、インテリアだけでなく、ファッションなどさまざまなところで役立ちますよ。
また、ダレン・アーモンドでは「心と体に嬉しいインテリア雑貨」を特集しています。
人気のハーブティーやアロマオイルなど、気になる雑貨がたくさん。ぜひこちらも合わせてチェックしてみてくださいね!